以前の職場のことです。休憩室の前には自販機がありました。介護施設でしたので、体を動かすことが多かったです。
そのため休憩する時に水分補給を求める職員が多くいました。休憩室ではお菓子を食べたり、もちろん自分で持ってきたお茶も飲むことかわできます。
しかしすごく疲れた日には、自分へのご褒美として自分の好きなジュースを買うことに決めていました。
疲れた時に美味しい飲み物、少し贅沢している気分にもなりました。
また休憩時だけでなく、仕事が終わった時、上司がジュースを買ってくれ、休憩室でおしゃべりをして、自販機は憩いの場を設けるためのツールでもありました。
みんなでジュースを飲み、
「疲れたね」
と言いながら、明日へのやる気や意気込みにもなりました。
また介護施設であるので、夜勤勤務もありました。
明け方になり、朝早くに起きてきた利用者が
「ねーちゃん疲れたやろ、何飲むか?」
と聞かれ、ジュースを買っていただける機会もありました。
一本のジュースですが、夜勤明けでの疲れた時の水分や糖分補給は元気の源にもなりました。
自販機があるのとないのでは、大きな違いがあると感じました。
自販機がもしなかったとしても仕事をすることは可能です。
しかし、自販機があることで、元気が出たり、先輩や同僚とおしゃべりをして仲を深めるきっかけになると思いました。(体験談・女性・20代)