以前勤めていた職場がとても静かな職場で、業務に関する事以外は私語も慎まなければならず、かなりストレスが溜まるような状況でした。
仕事に煮詰まりストレスが頂点に達した時には、よく職場内にある自動販売機の並んだ休憩室に足を運んで気分転換をしていました。

休憩室に行くと、必ず仲の良い上司や先輩、同期や後輩がいて、お互い飲み物を片手に他愛もない話でリラックスする事ができました。
私にとって職場の自動販売機は、のどの渇きを潤すためだけでは無く、癒しを求めるためには絶対に無くてはならないものでした。

また、勤務中に渉外活動で後輩と外出する際には、必ず職場の自動販売機に寄り、飲み物を買ってから出かけていました。
飲み物があるか無いかで、移動中の車内の雰囲気が全く違っていたように感じていたからです。
飲み物があるだけで社内の空気が一気に和むような気がします。
特に、入社したての新入社員はとても緊張しており、のどが渇いていてもなかなか自分から言い出す事も出来ないため、こちらから声をかけ自動販売機に寄って行くだけで、とても喜び、緊張も一気にほぐれていたように感じます。

このように、職場の自動販売機はただ単に飲み物を買う場所ではなく、人と人との重要なコミュニケーションの場だと思います。(女性・30代・会社員)