自分の勤務する特別養護老人ホームには全部で5台の自販機があります。
3階建てで3つの棟のけっこう大きな施設なのですが皆が使いやすいよう適度な配置で設置されており、皆の憩いのひとときを演出しています。
まず職場内に自販機があることでわざわざ雨の中にジュースを求めコンビニに買いに行かずに済むので
(コンビニに行けばついでにお菓子を購入するなど余計な出費も増えますしね)
有るのと無いのとでは大違いです。

そして自販機の周囲のベンチが職員間のコミュニケーションの道具になって昼休みなどは結構な人だかり。
タバコを吸う人は喫煙所で仕事の事やそれ以外の情報交換をしていたのですが、以前は設置されていなかった自販機があることで、禁煙者が集う空間が出来て職場の良い環境づくりの為の欠かせぬ道具となっています。
そして老人ホームの入居者が外で買い物したいと急に言い出し、不穏状態で興奮して大変だった時に自販機でジュースを購入し、
「買い物をしたい」
という欲求が満たされたことで精神的に落ち着きを取り戻したのは働く側から見て不穏時の新たな解決策の1つとなりました。失敗して落ち込んでる同僚にジュースの差し入れ、夜勤者に施設長がジュースを配ったり、夏場に皆でジュースジャンケンをして大盛り上がりと、職場の様々なシーンで自販機は活躍しています。(男性・30代・会社員)