職場に置いてある自販機はお客様が購入するところを従業員も同じように使用しています。
私は営業で固定の休憩時間も設けられているわけではなかったため、自分で空き時間を見つけて自販機でジュースを購入し、一息ついていました。

あまり、お客様の前でジュースを購入するのは印象もよくないかなと思い、お客様がいないときなど、できるだけ人目を気にしながら購入していました。

しかし、夏のあるとき、外で動き回っていた私は、暑さでのどが渇き、どうしても冷たいものがすぐに飲みたかったので、自販機でジュースを買おうと自販機に向かいました。
するとたまたまお客様と自販機の前で会ってしまいました。
お客様に先に購入してもらおうと順番を譲り、後ろで待っていると、

「熱い中ごくろうさま」

と言っていただき、ジュースをおごっていただきました。まさかジュースをおごってもらうことになるとは思ってもいなくて、何度も遠慮したのですが、お金を入れて

「好きなの押していいよ」

と言われて、断ることもできませんでした。

たかがジュース、されどジュースですが、お客様にねぎらいの言葉をかけてもらい、ジュースをおごってもらってとてもうれしかったです。
その出来事は、お客様のためにこれまで以上に仕事を頑張ろうと気持ちを新たにした瞬間でした。
(男性・30代・会社員)